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『コンドルの羽根手裏剣』リレー小説掲示板

コンドルのジョーを主役とした物語をご一緒に紡いで行きませんか?
管理人もお題(書き出し部分)を出しておきますが、新規投稿で新しく書き出して戴いてもOKです(^-^)
タイトルは仮題としておきましょう
物語がどう言う方向に進むか解らないので、話が纏まってから決めた方が良いように思います
<了>を打つのもご自由になさって戴いて結構です
書かれる文章の分量も投稿される方の自由です(^-^)

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[44] 掲示板保持 Name:真木野聖@管理人 Date:2015/08/18(火) 07:20 [ Res ]
掲示板保持の為書き込み

[45] RE:掲示板保持 Name:真木野聖@管理人 Date:2016/08/15(月) 08:17
掲示板保持の為書き込み

[46] RE:掲示板保持 Name:真木野聖@管理人 Date:2017/08/13(日) 07:49
掲示板保持の為書き込み

[21] Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/02(木) 16:16 [ Res ]
朝の陽射しが暖かだった。
トレーラーハウスの中で気持ちの良い目覚めを迎えたジョーは、久し振りの熟睡感を噛み締めていた。
昨日の任務は過酷だった。
その疲れも良く眠った事で充分に癒えていた。
若い身体は回復力も高いのである。
今日は昼までは休んでいても良い事になっている。
午後一番で基地に集合し、ゴッドフェニックスでパトロールに出掛ける予定だ。
トレーラーハウスの扉を開けてみる。
眩しく心地好い光が彼に降り注いだ。
良く晴れた空には雲ひとつなく、小鳥が「チチチ…」と啼いていた。
ジョーは大きく伸びをすると、目覚めのコーヒーを淹れようと中へと取って返した。


[22] RE:Scene2 Name:朝倉 淳 Date:2013/05/02(木) 18:01
 パーコレータを取り出し、が、
「チッ、コーヒー豆が切れてやがる」
 ここ数日は任務であっちこっち飛びまわっていた。
 昨夜、スナック・ジュンに寄って分けてもらおうと思っていたのだが。


[23] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/05/03(金) 06:20
「仕方がない。オレンジジュースにしとくか。」
ジョーは冷蔵庫の中へと手を伸ばした。
中には様々な食材が入っていた。ぎっしりとはいかないまでも、数日間は食べていける量だ。
いつも買い出しに行ける訳ではない。任務で行けない事もある。その時のための食材だ。
しかし、コーヒー豆だけはマズッた。
「まあ、そんな事もあるさ。」
ジョーはグラスになみなみとオレンジジュースを注ぐと、それを片手に朝食の食材を漁った。


[24] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/04(土) 15:19
空腹時のオレンジジュースは腸(はらわた)に染み渡るような気がした。
程好い酸っぱさによる刺激が身体の隅々までを目覚めさせる感じだった。
ジョーは冷蔵庫からハムとチーズ、食料庫からクロワッサンを取り出した。
イタリア人は習慣として余り重い朝食は摂らない。
彼にも両親のその習慣が根付いていた。
南部博士の別荘に引き取られた時も、朝食をなかなか食べない子供だったので、周りから心配されたものだが、博士がその習慣の違いを説明してくれ、周囲もやがて納得した。


[25] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/05/04(土) 19:45
ジョーはハムとチーズを薄くスライスするとクロワッサンに挟んだ。これなら喉を通りそうだ。朝は簡単な食事でいい。

ジョーがクロワッサンサンドを食べ終わり、オレンジジュースの最後の一口を口に含んだところでブレスレットが鳴った。
スクランブルではない。
「ジョーの兄貴ぃ…。」
甚平だった。何ともしょげた声を出している。
「どうした。ブレスレットを電話代わりに使うんじゃねえ。」
ジョーは甚平を軽くたしなめた。
「おいらジョーの兄貴に相談があるんだ。」


[26] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/05(日) 14:26
「で?店に来いってか?」
『ううん。お姉ちゃんには聞かせたくないんだ。
 実はトレーラーの前に来てるんだけど、いいかな?』
「出掛ける支度をしながらで良けりゃ構わねぇぜ。
 開いてるから入って来な」
ジョーはそうブレスレットに告げると、皿とコップを片付け始めた。
まだTシャツも着ていないし、歯磨きも髭剃りも済ませていなかった。
だが、まあ、甚平ならいいだろう。
遠慮がちにノックの音がして、甚平が入って来た。


[27] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/05/07(火) 14:36
「ごめんよ。朝早くから。」
甚平は上目遣いでジョーを見上げた。
「いいってことよ。おめえこそ早くからご苦労な話だ。」
ジョーは甚平にベッドに座るようすすめた。自分は丸椅子に座ると話を促した。
「で?」
「うん…。」
まだ甚平はいいあぐねているらしい。
だが意を決したようにジョーを見ると話を切り出した。
「ジョーの兄貴。女の子にモテるにはどうしたらいい?」
ジョーは丸椅子から落ちそうになった。
「何で俺に聞く…?」


[28] RE:Scene2 Name:朝倉 淳 Date:2013/05/07(火) 15:35
「・・・他に聞ける人がいる?」
 ま・・そうかな。
「で、モテたいって1人の女の子にか?それとも不特定多数の子にか?」
「フトク・・?」
「あ、いや・・すまねえ。ええと・・・」
 自慢ではないが、ジョーは人に色々説明できるほど弁が立つわけではない。
「好きな子でもできたのかよ」
 


[29] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/08(水) 17:24
「そうじゃないんだ。
 でも、ジョーの兄貴みたいにチョコレートを沢山貰いたいなぁ、って…」
「何だい、そりゃ?」
「だって、男の価値はチョコレートの数で決まるって竜がさぁ…」
「けっ!おめぇそんな事、本気にしてるのかよ?!」
ジョーは時間を割いてやった事が腹立たしくなって来た。
長い足で丸椅子に跨り直すと、ジョーは言い含めるように言った。
「男の価値はなぁ。そんなもんで決まるんじゃねえ!此処だよ、此処!」
ジョーは甚平の胸の辺りに手を当てた。
「胸?男なのに?」
「馬鹿!中身だよ、中身!男はな。黙っていても此処の出来次第で女が寄って来る」
「ここのできしだい、って?もっと解るように説明してよ!」
ジョーは頭を抱えた。


[30] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/05/11(土) 19:12
「あのなあ…。」
どう説明すればいい。甚平に解るように何て言えばいい。
「とうしたのさ、ジョー?」
甚平は目を輝かせてジョーの説明を待っている。
「甚平、女の子はみんな男の子に優しくされたいんだ。解るな?」
「うん。」
「でな、その男の子がよ、女の子に対してイジワルな態度を取ったら女の子はどう思う?」
「そりゃ、悲しいよね。」
「それだ!」
ジョーは指をパチンと鳴らした。


[31] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/12(日) 00:00
「おめぇだったら、女の子にそう言う事をするか?」
「…しないよ」
「だろ?男の強さと優しさに女は惚れる。
 哀しい思いをさせなければいい」
「でも、ジョーの兄貴はさせてるんでしょ?」
ジョーは甚平の洞察力にすっかり参った。
「このマセガキが!」
軽く甚平の額を小突いた。
「俺は今は女よりギャラクターを斃す事に集中したいだけさ。
 甚平も深入りをしちゃあいけねぇって事は解ってるんだろ?」
「うん。解ってはいるつもりなんだけど…」
「解ってりゃいいさ」
ジョーは丸椅子から立ち上がり、外出の準備を始めた。
「おい、甚平。午後からパトロールだぜ。
 こんな処にいつまでもいたらジュンがやきもきするだろ?」
「あっ!!」
甚平が真っ青になった。


[32] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/05/31(金) 07:15
「でも、今日はいいんだ。夕べはお姉ちゃんの好きな『デーモン5』のライブがあって、きっと朝寝坊する筈だから。」
そうか。そう言えば、そう言っていた。パトロールがある日じゃなくてよかったと…。
「で、鬼のいぬ間に来たって訳か。」
甚平は照れた様に笑った。
「パトロールまで、まだ時間がある。甚平、どこか行くか?」
「本当?!」
甚平の顔が輝いた。

[33] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/06/05(水) 21:50
「ジョーの取っておきの場所がいいな。
 おいら、普段ジョーの兄貴がどんな物を見ているのか知ってみたい」
「おいおい。俺の取って置きの場所と言ったら…」
甚平は眼を輝かせた。
「取っておきの場所と言ったら?」
「……サーキットに決まってるじゃねぇか?
 つまらねぇだろ?」
「ええ〜?もっと他にあるんじゃないの?
 1人になりたい時に行く場所とかさぁ」
ジョーは呆れた顔をして見せ、それから瞳を伏せた。
「そう言う場所はな。心に仕舞っておくもんだ…。
 大切な人にだけ見せるのさ」
甚平は何故かドキリとした。
ジョーの瞳が一瞬潤んだように見えたからだった。
だがそれは気のせいだったようで、顔を上げたジョーの瞳は濡れてはいなかった。


[34] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/06/06(木) 15:49
「それじゃ、こうしよう。」
ジョーが甚平に提案した。
「さっきの続きだ。
男を磨く場所ってのは、どうだ。」
甚平の顔が再び輝いた。
「男を磨く場所?!」
興味津々な様子で、身を乗り出してくる。
「まあまあ…。」
ジョーはそれを制して、勿体ぶって言った。
「それには準備がいる。」

[35] RE:Scene2 Name:淳 Date:2013/06/07(金) 16:13
「タキシードでもいるの?」
「・・・おまえ、どこに行こうとしてる?」


[36] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/06/07(金) 21:55
「着飾ったお姉さん達が沢山いる社交パーティーみたいな場所かなぁ、って」
「馬鹿。真っ昼間からそんな事をやってる暇な奴はいねぇよ。
 どこぞの王室でもあるまいし」
ジョーが呟いた時、ブレスレットから南部博士の呼び出しがあった。
「こちらG−2号どうぞ」
「こちらG−4号どうぞ」
『ほう…。珍しい組み合わせだね。まあいい。
 ケイトリア王室の社交パーティーに賊が押し入って金品を奪い取って行った。
 どうやらギャラクターらしい』
「何ですって!?」
今の話の流れの後にこの話だったので、さすがのジョーも一瞬まさか、と思った。
だが南部博士が冗談を言う筈がなかった。


[37] RE:Scene2 Name:淳 Date:2013/06/12(水) 16:33
「王室のパーティだって。やっぱりタキシードがいるじゃん」
「バードスタイルの上から着るつもりか?」
 軽口を叩きながらも2人は出動の準備に入った。


[38] RE:Scene2 Name:ピピナナ Date:2013/06/14(金) 17:03
三日月珊瑚礁に着くと、南部博士は待ちかねていた。
「遅い!健達はとっくに集合しているぞ!」
「ひえ〜、おっかない…。」
甚平が肩を竦めた。
「あまりに君達が遅いので、健達には先に出動してもらった。」
「ちっ。」
ジョーは博士に聞こえないように舌打ちした。
が、聞き咎められた。
「ジョー、何だ。その態度は。」
南部博士はいよいよお冠だ。
「こうなたら、奥の手だ…。」
ジョーは密かに甚平と目を合わせた。

[39] RE:Scene2 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/06/24(月) 13:58
「奥の手って何だよ、ジョー…」
「G−4号機をG−2号機で牽引する」
「えっ?変身後でも出来るんだぁ!」
甚平が大仰に驚いた。
「馬鹿!とにかく格納庫まで走れ!時間が勿体ねぇ!」
ジョーは既に走り出していた。
「いいか、おめぇのメカは何でもありだろ?
 G−2号機の後部に掴まる事ぐれぇ訳はねぇだろうぜ」
甚平は指をパチンと鳴らした。
「あ、そっかー!」
「遅れるな、甚平!」
「ほいよ!」
格納庫に着くとジョーはすぐさまG−2号機に華麗に乗り込んだ。
「いいか、甚平。最高時速を出すからちゃんと掴まっていろよ!」
「えっ?時速1000kmをおいらも体験するの〜?」
「びびるんじゃねぇよ!」
コックピットを閉め、G−4号機が連結したのを確認して、ジョーはスタートした。


[40] RE:Scene2 Name:minako Date:2013/09/10(火) 21:10
『何やってるんだ、ジョー!
 迎えに来てやったぞいっ!』
ブレスレットから竜の声がして、思わずスピードを緩めた。
『遊んでいる場合ではないぞ、ジョー』
健の声も響いた。
「馬鹿野郎!遊んでいる訳じゃねぇ!」
『あ〜あ……。『男を磨く場所』とやらに行きたかったなぁ』
甚平がぼやいたので、ジョーが怒鳴った。
「馬鹿!本当に遊んでいたように誤解されるじゃねぇか!黙ってろ!」
ジョーは甚平にG−2号機から離れるように指示をし、2機は分かれた。
「竜、早いとこ回収を頼むぜ」
『よっしゃ、任せとけ!』

こう言った遣り取りがあって、漸くゴッドフェニックスのコックピットに全員が揃った。
「で?任務は何なんだ、健」
ジョーは健の顔を見るなり訊いた。
「それがな…」
健は憂鬱そうな顔を見せた。


[41] RE:Scene2 Name:キョーコ Date:2014/08/06(水) 23:20
「こんなこともあろうかとケイトリア王室の宝石類には小さな発信機が取り付けられていたんだが・・」
そう言うと健はレーダーの前にいるジュンに声をかけた
「ジュン、どうだ?」
「それがまだ四方八方へ散らばったままよ」
ジュンはレーダーを見つめたまま答えた。
「なんだとぅ?!」
ジョーもレーダーの前へ走り寄ったがどんなにジョーが睨んでも事態に変わりはなかった。
「くそう、ギャラクターめ」
「それのうちの一つが本物であとのものはダミーだ」
いつもながら健はナビ席で落ち着いた様子で分析をしていた。
その時だ。モニターに南部博士が現れた。
「諸君、良く聞いてくれ。」
「どうしました?博士」
「ギャラクターが持ち去ったものは金目のものだけではなかった」
「なんですって?」
皆の目がモニターの博士に集中した。
「カレーナ王女も行方不明だということがわかったのだ」
「はぁ〜?あのじゃじゃ馬で有名なケイトリア王国の王女様がのー?」
竜はニッっと口元を緩めた
だが、コクピット内は緊張に包まれていた。
「で、その王女様にも・・?」
「そうだ。発信機が付いている」


[42] RE:Scene2 Name:朝倉 淳 Date:2014/08/20(水) 16:09
「なんで王女様に発信機なんか付けたの?」
「それはな、ジンペイ。その王女様とやらは、宮殿で大人しくしとやかにしているような女の子じゃねえからよ」
「そういえば以前に雑誌に出ていたわ。フラッと宮殿を出て2、3日帰って来なかったって」
「じゃじゃ馬というより不良少女だな」
『だが王位継承第2位の王女だ。このままにはしておけない』
もっとも賊はその女の子が王女とわかっていて誘拐したのか、それとも好奇心の強い王女が勝手に付いて行ったのかは定かではない。
「おもしろそう!とか言って、くっついて行ったかもしれねえな」
「まさか」
眉をひそめたジュンだったが心の中ではあるかも、と思った。


[43] RE:Scene2 Name:キョーコ Date:2014/08/20(水) 19:55
「諸君」
再びモニターから南部博士が呼びかけた。
「発信機からの電波を分析したところ1つだけ動かないものがあることがわかった。レーダーにも出ていると思うが・・」
「お、これだ。R-P-17地点ですね」
いつの間にかジョーがレーダー前の指定席に座っている。
「ふぅーん、またえらく山奥じゃのう。そこに王女様がおるんかの?」
「ギャラクターの基地かも知れないぜ」
「これがカレーナ王女様だ」
サブのモニターに王女の顔写真が映し出された。
「あら、かわいらしい。おしとやかそうに見えるけど」
「御年11歳で、特技は乗馬、テニス、空手、カンフー・・」
「空手にカンフーですって!(腕試しに勝手にくっ付いていったに違いないわ)」
ジュンは確信した。
「おい、甚平!」
ジョーは口角を上げてニヤリとしながら嬉しそうに言った
「男を磨くチャンスかも知れねぇぜ〜♪」
「ヤだよ、ジョー。こんな子供相手じゃ」
甚平は腕組みして横を向いた。
「何言ってんだい、おめぇだって子供じゃねぇか」
「じゃが、なんで子供の王女様が家出なんかしたりするんかいの?」
「周りは大人たちばっかりで寂しかったんじゃないかなぁ」
甚平の言葉にジュンがはっとした


[1] 『受難の夜』(完結)/以下レスは出来ません Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/27(土) 22:02 [ Res ]
ジョーは夕刻になってふらりと『スナックジュン』を訪れた。
ドアを開けると賑やかな音楽が溢れ出た。
今日は客が多いようだ。
ゴーゴーを踊っている女性達が目に入った。
「また出直すとするか…」
と独り言を言って、出て行こうとした時にカウンターの中から甚平が、「ジョーの兄貴!折角来たのに帰っちゃうの?」と訊いた。
「今日みてぇな稼ぎ時には、しっかり稼いどけ。また来るぜ」
ジョーはあっさりと背中を向けて、右手を上げた。
「あら?ジョー。今日のレースはどうだったの?」
ドアから半身出掛かっていたジョーの背中をジュンの声が追い掛けた。


[2] RE:Scene1(今回限りのサンプルとして自己レス) Name:minako Date:2013/04/28(日) 11:31
「へへへ、勿論タイトルは戴いたぜ」
「相変わらずさすがね。1人位なら入れるわよ。お祝いにコーヒーをご馳走するわ」
「有難ぇが、今日は遠慮しておく。こう賑やかなのは余り得意じゃねぇんでな」
「あらそう?」
「折角繁盛してるんだ。こんな時にスクランブルが入らねぇように精々祈っておけ」
ジョーが言い終わらない内に彼のブレスレットが鳴った。
ジュンも「おや?」と言う顔をしたが、鳴ったのはジョーのブレスレットだけだった。
「博士からの呼び出しだ。じゃあな」
ジョーはガレージへと走り去った。


[3] RE:Scene1 Name:朝倉 淳 Date:2013/04/29(月) 15:18
 店の横のガレージに停めてある青い車に乗り込むと、ジョーはエンジンキーを入れようとし・・・ふと手を止めた。
 博士がおれだけを呼び出すなんて・・・護衛か?
 いや、今日はレースだと知っているはずだ。なのに・・・。
「おっと」
 いつまでも考えているわけにはいかない。博士の呼び出しには速やかに従わなければ。
「チェッ、賞金で奴らに奢ってやろうかと思ったが」
 まあ、いい。
 これで新しいレーシンググラブを買おうかと、ジョーはキーを差し込みギアをひっぱたいた。
 青い車が飛び出した。


[4] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/04/29(月) 16:14
ほどなくしてG- 2号は南部博士の別荘に着いた。
いつものように玄関の車寄せに入ろうとして、おや?と思った。健のバイクがあるのだ。
不審に思いながらもG- 2号を停めると、ジョーは車体からひらりと降りた。
そのまま別荘の中に入り、南部博士の部屋へと急いだ。
ドアを開けて中に入ると、果たして健が立っていた。
「ジョーも南部博士に呼び出されたのか?」
健もジョーの姿を見て不審気だ。
そこへ南部博士が入って来た。
「やあ、二人とも済まないね。」
南部博士は軽く手を挙げて、にこやかに笑った。
その時、ジョー微かに嫌な予感がした。彼の予感はよく当たる。


[5] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/29(月) 17:04
「さて、2人に来て貰ったのは他でもないんだが…」
南部博士が切り出した。
「18歳以上の者でなければ入れないパーティーがあるのだ。
 急で申し訳ないが、今夜礼服で参加して貰いたい」
「礼服なんて持っていませんよ」
健が不服そうな顔をした。
「君達のサイズで急遽用意した。
 そこでそれを着て、アンダーソン長官の公邸へ出向いて貰う。
 ベンツが迎えに来る。
 君達は客として行くのだから、運転をする必要はない」
ジョーは健と思わず顔を見合わせた。


[6] RE:Scene1 Name:朝倉 淳 Date:2013/04/29(月) 17:09
「18歳以上って・・なんか怪しくねえか?」
「長官の公邸での催しだ。そんなわけないだろ」
 そんなわけ、のそんなを聞いてみたいが。


[7] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/29(月) 21:21
「博士。一体俺達の任務は何なのですか?」
健が直球で訊ねた。
「任務ではない。ISOの女性職員達が煩いだけだ」
「へっ?」
ジョーはつい間抜けな声を出してしまった。
「どう言う事です?博士」
「つまりは私の養子と言う事になっている君達に逢いたいと言う事なのだ」
「しかし、俺達は余り公の場に出ない方がいいんじゃないかと思うんですがね?」
「その通りだ…。だが長官にどうしてもと言われ、断り切れなくてな」
(やっぱり俺の嫌な予感が当たったぜ…)
ジョーは口には出さずに呟いた。
「博士。そんな危険を犯してまで、俺達が出席しなければならない本当の理由があるんじゃないですか?」
思わず勘繰るジョーであった。


[8] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/04/29(月) 23:25
「他に理由などない。今言った通りだ。」
南部博士はくるりと踵を返すとドアに向かいながら
「さあ、君たちも着替えたまえ。15分後に出発だ。」
そう言い残すと去って言ってしまった。

後に残された二人はまだ腑に落ちない。
「なんか匂うがな…。」
ジョーは納得がいかない。
「まあ、ちょっと気になるが行ってみるしかないさ。」
健はもう気持ちを切り替えている。
「しかし、礼服は…。」と健は辺りを見回した。が、なかった。
そこへドアをノックする音が聞こえた。
「健さん、ジョーさん。お久しぶり。」
見るとテレサ婆さんが微笑みながら入って来るところだった。
手にはカバーをかけた礼服を持っていた。
「さあさあ、旦那様がご用意なさった礼服ですよ。」


[9] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/30(火) 07:48
取り敢えず2人は用意された礼服に袖を通した。
黒のタキシードだ。
長身・痩躯の2人には良く似合っている。
さすがに2人のサイズを熟知している南部博士だけあって、ピッタリと身体にフィットした。
それぞれ少しずつデザインが違っている。
「健、このタキシードはジーンズの上から履いても大丈夫なサイズに計算されている。
 逆にじかに履いたらブカブカだぜ。やはり何かおかしい…」
「ああ…。何が起こるか解らない。心しておかないとな」
2人が着替えて別荘の玄関に出て来るとテレサ婆さんが待っていた。
「まあ!2人共見違えたわ。良くお似合いね…。
 さあ、もうベンツがお迎えに来ているわ」
「テレサ婆さん、ありがとよ」
ジョーが腰を屈めてその小さな背中を抱いた。
「じゃ、行って来るから」
2人は最大限の用心をしながらベンツに乗り込んだ。
着替える時ジョーはジーンズからこっそり羽根手裏剣を抜き出し、タキシードに仕込んでいた。


[10] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/04/30(火) 15:25
「こいつを使う事がなければいいけどな…。」
ジョーはそっと内ポケットに入れた羽手裏剣をタキシードの上から押さえた。
その様子をバックミラー越しに運転手が見ていた。何やら目がキラリと光った。
やがてベンツはアンダーソン長官の公邸へと到着した。
うやうやしくドアが開けられ、健とジョーはその場へ降り立った。気付かれないようにそっと辺りを見回す。何も異常はない。


[11] RE:Scene1 Name:朝倉 淳 Date:2013/04/30(火) 16:00
「とりあえず、異常はないようだな」
「おい、ジョー。そんな怖い顔していたらおれ達の方が怪しまれるぜ」
「うるせえ。この顔は生まれつきだ」
 案内に従い、2人は公邸の大広間へと通された。
「うっ!」
「な、なんだ、ここは」
 広間を見まわし2人は思わず絶句した。
 そこに集うのは女性・・女性・・またまた女性・・・。
「は、博士が言った事は本当だったのか・・」
「おい、これで18歳以上しか入れないパーティって、いったい─」


[12] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/30(火) 17:12
「まさかとは思うが、こいつはお見合いパーティーか?」
ジョーが呟いた。
「じゃあ、何でジーンズの上からタキシードを着る必要があるんだ?」
健が訝しげに言った。
「でもよう。男はどこに行ったんだ?俺達だけって事はねぇよな?」
「もしや俺達見世物にされるのか?」
ジョーと健は顔を見合わせた。
ジョーは辺りを窺いながらこっそり逃げ出す算段を考え巡らせていた。


[13] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/04/30(火) 19:25
ジョーは健と目配せすると、そーっと後退りを始めた。健もそれに倣う。
そして後ろ手にドアのノブを回し、そのままの姿勢で半身だけ外に出た。
「どこへ行くんですか?」
ギョッとして振り向くと、先程の運転手が立っていた。
「そんな事もあろうかと南部博士から監視するように言われています。」
南部博士の手際の良さを恨む二人であった。
健とジョーは諦めて部屋の中に入った。
何度見ても中は女性、女性、女性…。どこかに男性はいないのか。
女性達の熱気に圧倒されながら、二人は辺りを見回した。
その拍子にジョーは一人の女性と肩がぶつかった。
「あっ、失礼。」
慌てジョーはその女性に謝った。
「!」
その途端、ジョーは固まった。なんという大女たろう。自分と比べても同じ位の身長だ。
何故だか背中に悪寒が走る。隣を観ると健も青い顔をしている。
「あら、いいのよぅ。」
妙に低い声だ。よくよく見ると、鼻の下辺りがうっすらと青い。
「こ、こいつはもしかして…。」
「おう。そうみたいだな。」
健も同意した。
「男?!」


[14] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/04/30(火) 23:06
「何でアンダーソン長官の公邸でのパーティーにこんな奴がいるんだよ!?
 警備の奴ら、ザルなんじゃねぇのか?」
ジョーが小声で健に向かって囁いた。
「俺が知る訳がないだろう…。とにかく長官を探そう。
 何か事情が解るかもしれない」
2人は広い会場を見渡した。
ジョーがぶつかったオカマは消えていた。
「あいつ、ギャラクターじゃねぇだろうな?俺達には長官の護衛の任務が課せられていたのか?」
「だったらなぜ南部博士はそう俺達に言わないんだ」
「そんな事知るかよ?」
ジョーはイライラとしながら、油断のない眼を辺りに配っている。
豪華な装飾が施された大広間だ。
高そうなシャンデリアに高級なカーテン、カーペット。
まるでヨーロッパの貴族のようじゃないか?とジョーは思った。
見回してみて、少なくともあのオカマ以外は、「まともな」女性達である事が解った。


[15] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/05/01(水) 16:40
「やあ、君たち今夜は済まないね。」
振り返るとアンダーソン長官と南部博士が立っていた。
「いや、それはいいんですが…。」
健が先程浮かんだ疑問を呑み込んで答えた。
「一体、何のパーティーなんです?」
ジョーは堪えきれずに訊いた。
するとアンダーソン長官も南部博士も人目を憚るように辺りを見回した。
「このパーティーは、さる大国のプリンス主催のパーティーだ。」
そして南部博士は近くで談笑している人物を小さく指差しながら言った。
「あちらの方がプリンスだ。」
「?!」
健とジョーは目を疑った。なんと先程のオカマではないか!
南部博士は更に小声で続けた。
「プリンスは女装癖があってね…。困った事に『女子会』を開きたいと言われたのだ。」
そのあとをアンダーソン長官が引き取って続けた。
「さすがに自国で開くのは憚れたので、国王の知人である私に協力を求めてこられたのですよ。」
健とジョーは開いた口が塞がらない。
「だが、さすがに大国のプリンスです。いつ何時ギャラクターに襲われるかわかりません。そこで南部博士に頼んで護衛をつける事にしたのです。」


[16] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/01(水) 17:22
「全く博士も人が悪い…」
ジョーは長官と博士が居なければ「ケッ!」とでも言い出しそうな気持ちでいた。
「要するにあの『プリンス』のお守りをすればいいんですね」
ジョーは溜息混じりに博士に訊ねた。
「ジョー。『お守り』とは失礼だぞ」
健が慌てる。
「その通りだ。プリンスの近くに付かず離れずに居て欲しい」
「何故、ジュンではなく、俺達なんですか?」
健が訊ねた。
「プリンスが男性の護衛を望まれたからです」
アンダーソン長官が穏やかな声で説明した。
「あなた方ならプリンスもお喜びになられる筈。
 先程ぶつかったと言う君。あなたをプリンスがお気に召したようです」
「げっ!」
つい口から迸り出た言葉を必死に押し殺して、ジョーは口を噤んだ。
「わ…解りました。健、早速行こうぜ」
ジョーが健を引っ張った。

「長官、彼らならプリンスの護衛をやり遂げるでしょう。心配には及びません。
 念には念を入れましたが、恐らくはバードスタイルに変身する必要もないでしょう。
 彼らは生身でも十二分に強いのです」
「お手並み拝見と行きたい処ですが、何事もない事を祈りますよ」
アンダーソン長官が髭を撫でた。


[17] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/05/02(木) 06:06
健とジョーはそれとなくプリンスに近づいた。だが、プリンスは目敏く二人に気付いた。
「あらぁ、さっきの方ね。」
白く塗った顔をほころばせて近寄ってくる。よく見るとプリンスは体のラインにピッタリと沿ったシャンパンゴールドのドレスを着ている。男性にしては細い体つきだ。しかし、胸の膨らみの辺りはガバガバだ。
「おいおい、〇〇が見えそうだぜ。」
ジョーは思ったが、口には出さず無理に笑顔を作った。
「あなたの事、気になってたのよね。」
プリンスがまさにジョーの肩に手をかけようとした瞬間、いきなり大広間の照明が消えた。
「!」
健とジョーは身構えた。咄嗟にプリンスに手を伸ばす。が、その手は空しく空をきった。
「プリンス!」
「あれぇ!」
低い声が場内に響いた。すると、パッと辺りが明るくなった。非常照明が点いたのだ。
「ははは!プリンスは預かった!」
聞き慣れた甲高い声がした。
「カッツェ!」
見ると、大広間のシャンデリアの上にカッツェとブラックバード隊員がプリンスを捕らえていた。高い窓には他の隊員達が油断なく銃を構えている。
「くそう、カッツェの奴、何しやがる!」
ジョーは拳をぎゅっと握った。プリンスを人質にとられては迂闊に動けない。
すると、横に立つカッツェの赤い唇を見てプリンスがすっ頓狂な声をあげた。
「あらぁ!あなた、アタシのお仲間?」
一瞬、ジョーはずっこけそうになった。この非常事態に何を言っている。
「違う!」
カッツェは顔を真っ赤にして怒っている。


[18] RE:Scene1 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/02(木) 09:50
「ブラックバードが居る。こっちは2人だ。不利だな…」
健が呟いた。
鋭い眼光でカッツェを睨みつけていたジョーが、急に気配を消してそのまま姿を消した。
健もそれに続く。
大広間の外に一旦出ると手早くタキシードを脱いだ。
「博士の読みが当たったな!」
2人は同時に「バードゴー!」と叫び、華麗に変身をした。
「ジョー、カッツェの後方の窓から突っ込むぞ!
 非常事態だ。公邸を多少破壊するのは仕方があるまい」
「おう!」
ジョーは言われるままに公邸の外に向かう健と共に走った。

2人が窓をブーツで突き破って大広間に飛び入ったのは、それから1分も経たない時だった。
その窓に立っていたギャラクター隊員が割れたガラスと共に悲鳴を上げて落ちて行った。
カッツェは不意を突かれた。
「ジョー、プリンスを!」
健に言われるよりも前にジョーは彼の横から姿を消していた。
本当はカッツェに喰らい付きたい処だったが、そこを耐えて任務を優先したのだ。
ジョーは秒速で走り、ブラックバードの隊員の喉元を狙って羽根手裏剣を飛ばした。
エアガンではプリンスを巻き込む恐れがあったが、羽根手裏剣ならば彼の手元が狂う事はない。
ブラックバードには羽根手裏剣を避ける余裕が無かった。
ジョーはシャンデリアから落下するプリンスをジャンプして受け止めた。
ブラックバードはドサッと音を立ててカーペットの上に落ちた。
眼を開いたプリンスがうっとりとジョーの顔を見上げていた事に彼は気付かなかった。
「博士!プリンスを頼みます!」
プリンスの身柄を南部博士に任せると、ジョーは自分を取り囲むブラックバードとギャラクター隊員と対峙した。
睨みを利かせ、唇には羽根手裏剣を右手にはエアガンを、いつでも放てるようにしていた。

その頃健はベルク・カッツェを取り押さえようとしていたが、ギャラクターの隊士の妨害に遭っていた。
カッツェはその間に相変わらずの逃げ足の速さを披露する。
健達が入って来たのとは別の窓を突き破ってあっと言う間に闇へと消えた。
健は深追いをするのを諦め、今はジョーに加担しなければ、と踵を返した。


[19] RE:Scene1 Name:ピピナナ Date:2013/05/02(木) 15:12
健がジョーの元に来た時にはもう勝負はついていた。
「ジョー、大丈夫か?」
ジョーはエアガンをホルダーに直しながら、不敵な笑みを浮かべた。
「ふん。これくらいコンドルのジョー様には朝飯前さ。」
外の方からパトカーのサイレンの音が聞こえ始めた。非常照明が点いたと同時に警察に連絡がいったのだ。
「あっ!ジョー、行くぞ!」
健が言いながら走り出した。ジョーも後に続く。
二人はまたタキシードに着替えると、なに食わぬ顔をして大広間に戻った。
「危ないところだった。二人とも有難う。」
南部博士が近寄って来て、そっと耳打ちした。
「プリンスは?」
ジョーが尋ねた。南部博士に預けたままだったので、気になっていた。
「彼女…、失礼、彼なら大丈夫だ。アンダーソン長官と共に控え室にいる。」
「そうですか…。」
二人は安堵の溜め息を吐いた。これで今夜の任務は無事に果たされたわけだ。
「南部博士、大事をとってプリンスには早急にお帰り頂く事になりましたよ。」
アンダーソン長官が大広間にやって来て言った。
「既に準備を終えられて出発されるところだ。お見送りをお願いする。」
南部博士は健とジョーを伴って玄関へと行った。
玄関の車寄せに停められたベンツにはプリンスの付き人が何人も並んでいた。その中を一人の青年が通って行く。
長身の痩せた体に仕立てのいいスーツをパリッと着こなし、軽くウェーブのかかった金髪を綺麗に撫で付けている。
「あれが…。」
健が目を見張って呟いた。そう、プリンスだった。
「こりゃ、見違ったぜ…。」
ジョーも呟く。
プリンスは二人に気付くと、微笑みながら近づいてきて囁いた。
「あなた方ですね。私を助けてくれたのは…。」
プリンスには見抜かれていた。だがプリンスはそれ以上何も言わず軽く手を挙げると、くるりと踵を返してベンツへと乗り込んだ。


[20] RE:Scene1<完結>/『受難の夜』 Name:真木野聖@管理人 Date:2013/05/02(木) 15:44
こうしてジョーと健の受難の夜は終わった。
2人はフッと肩の力を抜き、南部が乗って来たベンツに乗り込んだ。
「博士、何だってプリンスがギャラクターに狙われたんですかね?」
ジョーが訊ねた。
「プリンスの某国は金銀財宝に恵まれた国として有名なのだ」
「はあ、そう言う事でしたか?ギャラクターは資金源としてプリンスを人質に国ごと手に入れようと企んだんですね」
健が得心が行ったように呟いた。
「今日は君達にお礼の意味を込めて飛びっきりのご馳走をしようと思う。
 丁度それに相応しい服装もしている事だしな…」
南部が運転士にスタートの指示を出した。

ジョーにとってはレースへの出場から始まり、忙しい1日となった。
<了>



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